【名曲紹介】初恋 / 村下孝蔵
後世に残したい、日本の名曲を紹介します。
初恋 / 村下孝蔵
1983年にリリースされた、村下孝蔵さんにとって5枚目のシングルです。
村下孝蔵さんは1980年にデビューしたシンガーソングライター。
1999年に46歳という若さでこの世を去ってしまいました。
この曲は、おそらく40代以上の方ならほとんど知っているでしょう。
しかし30代以下となると、知っている人と知らない人は半々ぐらいではないでしょうか。
テレビの懐メロ特集なんかでも、意外とあまり紹介されていない印象です。
ただ、この曲が名曲なのは間違いありません。
異論を唱える人もほとんどいないでしょう。
まず印象的なのは、歌い出しの一節
五月雨は緑色
小説は書き出しが命とはよくいいますが、歌詞にもいえるかもしれません。
ふつう、雨を色で表現するなら、「透明」か「青」ですよね。
そこを「緑」にするところが、かなり大きなインパクトを与えます。
僕がイメージしたのは、どこか薄暗い、樹海のような緑色です。
青々とした木々やエメラルドグリーンのような、鮮やかな緑色ではないでしょう。
曲全体に悲しげな雰囲気が漂っていますね。
歌詞もそうですが、メロディーやアレンジも泣かせにかかっています。
甘酸っぱさやあどけなさなど、よくある初恋のイメージとは少し違いますね。
まるで大失恋でもしたかのような、ぐっと胸をつかまれる切なさがあります。
まだ聴いたことがない人は、ぜひ聴いてみてくださいね！
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
またね！
